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ハレルヤの♪ピアノ協奏曲第8068番

HARERUYA Presents...90%フィギュアスケート+10%戯言Weblog...

トリノから10年〜浅田真央篇…

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浅田真央という稀有なスケーターのドラマは、年齢制限でトリノ五輪に出られなかったときから始まっていたのだと思う。

もし、出ていれば金メダルだっただろうか!?…おそらく、YES!!なら、出るべきだっただろうか!?…今なら断言出来る、NO!!

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特例で出場し金メダルを獲っていたら、バンクーバーの完璧な♪マスカレードやフィギュア史に残る♪鐘が見られたかどうか分からない。史上最高のステップを身に着けるコトはなかったかも知れない。

そして、バンクーバーで金メダルを獲っていたら、確実にソチの♪ピアコンは見られなかった。あの演技は実質的に銅メダルに手が届くモノだった。

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でももし、あそこで銅メダルを獲っていたら恐らく現役を引退していただろう。そして、今、女子フィギュアの最高到達点を目指す浅田真央を見ることは出来なかったに違いない。

まるで誰かがどこかで筋書きを書いているかのようだ。彼女に滑り続けるようにと言わんばかりに…。トリノに出られなかったコトから始まり、そのドラマは未だ続いている。

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トリノに出られなかったことは真央にとっては悲劇だったのかも知れないが、皮肉にも、だからこそ、今も彼女のスケートを見ることが出来る。金を獲れなかったからこそ、ひたすら上を見続けている浅田真央を…。

これまで彼女が受けてきたジャッジで納得の行かないモノは多々ある。「浅田真央には政治的な力が欠けている…」と聞いたことがある。けど仮に、彼女にそんな力があったとして、それを使って金メダルや高得点を獲れて来たとして、浅田真央は今日の「浅田真央」にはなり得なかったはずだ。ココに至るまでのどのファクターが欠けても今の浅田真央は存在しない。

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これからの彼女がどんな結果に終わろうと俺の中での「浅田真央」は揺るがないし、それに何より、ドラマはまだ終わっていない。

どんな状況でも輝く運命にあるヒロイン。彼女にはまだ劇的なドラマが用意されているはずだ。

トリノから始まったドラマ…その筋書きを書いているのが「フィギュアスケートの神」であると…俺は信じて止まない…。


✦✦今の真央で見たい曲✦✦
浅田真央フリープログラム『シェルブールの雨傘
ラストの大サビでドラマティックにステップを踏む真央が容易に想像出来る…。↓このヴァイオリンver.鳥肌モノ!!このままフィギュアに使えるww